製造
丹精込めた「かのこ豆」が、有名店のパンに。
完売御礼の人気商品に!
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製造部 主任
松井 隆幸
1996年入社
2日間、じっくり手間と時間をかけ
仕上げる「かのこ豆」。
私が担当するのは、ナニワの看板商品の一つ「かのこ豆」です。工程は、「豆を洗って水に浸す→炊く→蜜に漬ける→仕上げる」と、いたってシンプル。でも、味とふっくらした仕上がりのために手をかけるポイントが、いくつかあります。たとえば蜜漬けは、糖度が低い蜜から順に濃いものへ3段階変え、2日間かけて染み込ませる。仕上げでは、表面に冷風を当てて引き締め、ベタつかずサラサラした感触に。同じ種類の豆でも、別の産地のものに切り替わる際には、注意が必要です。特に赤えんどう豆には、いくら煮ても硬いままの「石豆」があるので、試しに炊いてみて、石豆が多くないか確かめておかなければなりません。
おいしくできあがり、
商品が売れる達成感は格別!
実は特に深い理由もなく、高校の先生の勧めでナニワに入社しました(笑)が、仕事をするうちに興味が出てきて、自宅で豆を煮てみたりしては、先輩に聞いて仕事を覚えていきました。入社以来、ずっとかのこ豆の担当なので、正直、違う製品を作りたくなった時期もありましたが、今は一つのことを続けてやらせてもらえることが幸せだと思うようになりました。おいしいものができ上がると達成感があるし、自分がつくったかのこ豆を使ったお客さまの商品が店頭に並ぶやりがいもある。店舗を見に行って、売り切れと聞いたときは、うれしかったですね。主任になってからは、後輩が育つのも大きな喜び。昔のような、見て盗むやり方ではなく、今の若い人に合った教え方で、あなたのこともしっかり育てますよ!
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製造の1日
- 06:00
- 出社。さっそく豆炊きを開始して、昨日、蜜漬けしたものを蜜から引き上げます。
- 08:00
- 蜜を切ったかのこ豆に、冷風を当てて仕上げます。
- 10:40
- 朝から炊いた豆を、1回目の蜜漬け。合間には、明日炊く豆を洗ったり、梱包した製品を出荷場所に運んだりと、つねに動いています。
- 11:30
- 昼食。朝が早い製造は、昼休みも早めです。
- 12:30
- 午後の仕事スタート。梱包した製品を出荷場所に運びます。
- 13:30
- 午前中に蜜漬けしたものの蜜替えをして、明日炊く豆を水に浸します。
- 16:30
- そろそろ本日分の日報を作成。
- 17:30
- 終業。お疲れ様でした!